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同じ空の下 ~四国お遍路の旅~

四国八十八ヶ所、車お遍路の記録はカテゴリーの★お遍路プラン★より札所ごとの記事にリンクしています^^現在はお遍路を終えてお出かけや旅行、日々の事を綴っています♪のんびりと楽しみながらいつか47都道府県制覇したいな☆

2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

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55番札所 南光坊 ~初めての涙~

55番札所 南光坊(なんこうぼう)



八十八ヶ所で唯一「坊」の名が付くお寺。

ナビと案内板に誘導されるまま車を走らせていたら、境内まで入ってしまって
境内に駐車場があるというお寺でした。
観光バスも止まっていてちょと不思議な光景^^;

団体さんと一緒になって、にぎやかでした。
私はマイペースに参拝。
途中で団体さんは帰ってしまい境内は、ひっそり・・・になりました。
そして納経所へ。

納経所の方からお声をかけていただきました。
そして少しお話していると私の納経帳の最後のページを開き、
「あ、やっぱり書いてない」
とおっしゃる。
「え?」と言ったら、その方は、
「最後のページに住所と名前を書いておくんだよ」と。
そして私が、どこから来たのか、名前は?と聞き、小さく切りそろえた半紙を
1枚取りだして、私の住所、名前と、一期一会という言葉を添えて書いてくださいました。
ご自分の名前と印鑑も押して本格的な“書”でした。

色んなことを話してくれて・・・

その方は、自分はアルバイトだと言っていたけど、
皆さんが一生懸命お参りされて、仏様を書かせてもらっているのだから心を込めて
書いていると言っていた。
もう一度会いたいと思う人には字が大きくなるんだよ、とも^^
お参りする側、納経所側、それぞれの思いもある。
スラスラ書いて終わる人もいるし、お遍路さんに声をかけることもあるし、
それも一期一会だとも言っていた。

ここまで半分以上の札所を回ってきて正直、納経所の方も色んな人と出会った。
挨拶しても返してもらえないこともあったり、ムッとしたまま表情が変わらなかったり。
お寺の人なのに・・・。
と、がっかりすることも。。。
でも、納経所側の思いもあるというお話を聞いて、そっか・・・と思えた。
たくさんのお遍路さんを相手にするお寺側も、お遍路さんのマナーなど、
思うことは色いろあるのだ。
そんなお話を聞いていると、心でモヤモヤ思っていたことが晴れた気がして
ポロポロと涙が出てきた。
そんな私に、もう一枚、“書”を書いてくれた。

『人生は深い縁の不思議な出会いだ』

そして“書”を持った私を写真に撮ってくれた。
私が、すごく嬉しいですとお礼を言うと、
「嬉しいは女性が言うものなんだよ、女に喜ぶって書くから」
とってもユーモアがあって、楽しいひと時でした。

私は今日の出会い、そしてお話しが出来たこと、お遍路に来て本当に良かったと
思えた。ここ2日間あまりスムーズじゃなかったけど、この方みたいな心で
墨書を書いてくださる方がいるんだと思うと心温まる思いだった。

私が一人じゃなかったら・・・
次の人が納経を待っていたら・・・
その方がお休みの日だったら・・・
もし何か一つ状況が違っていたら、こうやってお話することはなかったかもしれない。
そう思うと一期一会って素晴らしい。

いつか・・・もう一度、お会いしたいと思った。
いつか・・・もう一度、ここを訪れたいと思った。

この旅で初めての涙は、心に芽生えていた嫌な思いを一緒に流してくれたような
そんな気がした。

55番札所 南光坊
ご本尊   大通智勝如来さま





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